Brava Desktop 16 EP7 リリースノート
Brava Desktop 16 EP7 リリースノート
本ページでは、2020年 2月12日にリリースした「Brava Desktop 16 EP7 (16.6.1.54)」の追加機能や変更内容をご案内しています。
機能の追加および変更点
- OCR機能の追加
OCR機能がBrava Desktopに追加されました。
[OCRの実行]設定が[オプション]-[設定]メニュー内に追加されました。デフォルトではOFF設定されています。
OCR機能は「フル画像・CAD・Office対応版/マークアッププラス」 をご購入のお客様にご利用いただけます。
本機能は英語にのみ対応いたしております。(制限事項がございます) - 墨消し理由の概要・詳細表示に対応
長い墨消し理由の表示に対応しました。
なお、当該機能はBrava! Desktopでは長い墨消しの理由の表示のみに対応しており、それを承認するためのユーザインタフェース等はございません - スクリーンショット取得が禁止されたCSFファイルを開いた際のグラフィック表示の変更
CSF Visual Rights グラフィックがアップデートされました。これはVisual Rightsが禁止しているときにスクリーンショットの取得を試みたユーザに対して表示されます。その他のOpenText製品と同様の見た目となるよう変更が行われています。 - JPG2000ファイル(JP2, JPM)のデフォルト変換ドライバが変更されました
新規インストール時、JPG2000ファイルはLt2dl変換ドライバではなく、Jpg2dl変換ドライバを介しての処理がデフォルトとなりました。 - 全テキスト選択のショートカットキーの追加
テキストのマークアップが編集モードの時、CTRL+Aがボックスの中の全テキストを選択するためのショートカットキーとしてご利用いただけるようになりました。これまではCTRL+Aは[ヘルプ]-[バージョン情報]のショートカットキーでした。本ショートカットはCTRL+ALT+Hに移行されました。 - 変換ドライバの更新
以下の変換ドライバが更新されました。
・Jpg2dl(JPEGファイル変換ドライバ)
・Myriiso(CITTG4 ISO変換ドライバ)
・Myrirle(Intergraph Runlength変換ドライバ)
・Otf2dl(Microsoft Office変換ドライバ)
・Txt2dl(テキスト変換ドライバ) - APIのパラメータ追加
BravaXParamに、新しくnativekeytoopenが追加されました。
本パラメータを設定すると、パスワードで保護されたPDFやDWFファイルを開くときに、設定された文字列をパスワードとして使用されます。
本パラメータを設定することで、エンドユーザにパスワード入力画面を表示させることを防ぎます。
パスワードが正しくない場合はファイルオープンに失敗します。パスワードの暗号化や解読は行わないことにご注意ください。
パスワードがソースコードに表示させることによるセキュリティ問題を回避するため、HTML上で本パラメータを使用しないことを推奨します。
なお、このパラメータではパスワード保護されたCSFファイルを開くことはできません。 -
Microsoft Office2019のサポート
Microsoft Office 2019で作成した文書ファイルのサポート対象に追加されました。 - 細かな不具合の改修
以下の不具合が改修されました。
・印刷オプション中の印刷範囲が適切に反映されない
・イメージを適切に反転させることができないことがある
・PCを再起動後、C:\RestartByRestartManager\ エラーが発生することがある
・LICENSEPATHが無効な状態のときでもMSIのインストールがエラーとならない
・329KBのマークアップをエクスポートするときにBrava Desktopがクラッシュする
・[拾い出しの出力]-[ファイルに保存]を使用したとき、値が欠落することがある
・ネットワークライセンスのコミュニケーションエラーが発生することがある
・DWG変換ドライバでDrawBlockAttributesパラメータをfalseにしても設定が有効にならない - アンチエイリアス機能の廃止
[アンチエイリアス]オプションが設定メニューから削除されました。この機能はBrava! Desktopで過去に使用されていた、旧レンダリングエンジン技術に関連する機能で、Brava! Desktop 16.3で削除されました。このオプションはメニューから削除されました。
- サポート対象外となったOSについて
Windows Server 2012 Standard (64-bit)はサポート対象外となりました。
その他
- ネットワークライセンスについては、ライセンス管理用ソフトウェアとして
「Brava! Desktop License Manager 16 EP7(16.6.1.6)(最新版)」
「Brava! Desktop License Manager 1.16.6.20」
「Brava! Desktop License Manager 1.16.4.22」
の使用が可能です。
※「Brava! Desktop License Manager 16 EP7(16.6.1.6)」は、Brava Desktop 16.4以降のバージョンをサポートします。
動作環境
- Windows 7 SP1 (32bit/64bit)
- Windows 8.1 (32bit/64bit)
- Windows 10 (32bit/64bit)
Brava DesktopをActiveXオブジェクトとして使用する場合、以下のブラウザをサポートします。
- Internet Explorer 11
※32ビット版のInternet Explorerのみサポートします。
※Windows 8.1については、デスクトップ版Internet Explorerのみサポートします。
Modern UI版のInternet Explorerでは動作しません。
※マイクロソフト社のInternet Explorerのサポートポリシーに準じてサポートします。
特記事項:
MSI形式のインストーラを使用する場合、下記の更新プログラムを先にインストールする必要があります。
制限事項
- OCR機能を日本語版のOS環境で使用するとクラッシュすることを確認しています。
- 比較結果画面(重ね合わせ、削除部分表示中など)をJPG形式で保存した場合、比較元データしか出力されない事象を確認しています