文書管理・図面管理システムやECMに組み込めるWebベースのマルチフォーマットファイルビューア「Brava Enterprise(ブラバ エンタープライズ)」
2022年7月19日 Brava Enterprise 16 EP7 Update6 リリース
保守契約期間中のお客様は、Brava Enterprise 16 EP7 Update6 にバージョンアップしていただくことが可能です。
また、本製品は導入検討時の貸し出しを行っています(30日間・無料)。
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概要
Brava Enterprise(ブラバ エンタープライズ)は、文書管理・図面管理システムやECMに組み込める、Webベースのクラウド型ファイルビューアです。既存の文書管理システムや図面管理システム、エンタープライズコンテンツマネジメントシステム(ECM)に組み込むことで、Office文書、PDF、CAD、画像など様々な種類のファイルを、Webブラウザ上でサクサク高速に、しかも高精度に表示することができます。
サーバー側で各ファイルを表示専用データに変換し、そのデータのみをクライアントPCに送るクラウド型のビューアのため、クライアントPCにファイルそのものをダウンロードさせずにファイルを表示することができます。そのためファイルの持ち出しや印刷等を禁止し、セキュリティを高めることができます。(ActiveXビューアのみ)
体験版を無料でダウンロード特長
特長1: 各種ファイルをWebブラウザ上で高速・高精度に表示
Microsoft Office等の各種文書ファイルや、AutoCAD DWG/DXF/DWFをはじめとする各種CAD図面ファイル、TIFF等の各種画像ファイル、Adobe PDFファイルを、Webブラウザ上で高速・高精度に表示することができます。各ファイルはサーバー上で、Web環境での表示に適した独自の表示専用データに変換されます。その表示専用データを、Webブラウザに組み込まれる「Bravaビューア」で表示します。
「Bravaビューア」は、ActiveXコンポーネントとして、Internet Explorerに自動インストールされます。起動も動作も高速なことに加え、ページ数が多く重いファイルでも、表示専用データを1ページずつダウンロードして表示するため、サクサク高速に表示することができます。また、Google ChromeやFirefoxなどを利用する際には「HTML5ビューア」で表示されます。利用するブラウザの種類をBravaが自動判別することができます。
「Bravaビューア」は、軽いだけではなく、豊富な機能を持っています。マウス操作による直感的なズーム操作・スクロール操作や、サムネイル表示、虫眼鏡表示、ファイル内テキスト検索等により、様々な形式のファイルをストレスなく閲覧できます。
各種ファイルの表示専用データへの変換処理には仮想プリンタドライバを使用するので、Windows環境で印刷できる形式のファイルであれば、ほぼすべてのファイルを変換・表示することが可能です。ページ全体を一枚の画像に変換するのではなく、テキスト情報はテキスト情報のまま維持されますので、拡大しても表示精度が落ちることはありません。またBravaビューア内でのテキスト検索も可能です。
特長2: CAD図面も高速・高精度に表示
各種CAD図面(AutoCAD等)・画像(TIFF等)・PDFファイルについては、仮想プリンタドライバではなく、専用の変換ドライバを使用して変換します。画像(ラスター画像)に変換するのではなく、ベクター情報を損なわずに表示専用データに変換するため、高精度に表示可能です。
図面の表示に最適なビューア機能も多数実装しています。長さ・面積の計測機能、虫眼鏡による部分拡大表示、マウスドラッグによるリアルタイム拡大・縮小やスクロール、テキスト検索機能、表示レイヤー選択機能などにより、詳細な設計図面なども高精度に、しかも軽快に、閲覧することができます。 AutoCADの線幅情報もサポートしているため、ビューアとしてご活用いただけます。
また6A0等の大判・長尺の図面にも対応。図面の大きさに関わらず、軽快に表示できます。
特長3: 既存システムへの組み込みに高度なセキュリティをプラス
Brava Enterpriseでは、ユーザがファイルを表示する際には、ファイルそのものはクライアントPCにダウンロードされず、あくまで表示専用データのみがダウンロードされて、専用のBravaビューアで表示されます。そのため、高速・快適に表示できるだけでなく、ファイルの持ち出しや印刷等を禁止し、セキュリティを高めることができます。
Bravaビューア上で表示したファイルを持ち出したり社外に配布したりする場合は、256bitで暗号化された「CSF」(Content Sealed Format)ファイルに変換できます。
CSFファイルは、Brava Enterpriseはもちろん、クライアントPCにインストールする「Brava Desktop」(ブラバ・デスクトップ)でも表示・印刷できますので、CADソフトなどの特別なソフトを持たない社外のユーザともファイルを共有できます。
またCAD図面の場合、CSFファイルに変換すると、大幅にファイル容量を軽量化できます。しかもCSFファイルは元のCADファイルの持つ座標情報やレイヤー情報、線幅情報なども保持しているため、高精度に閲覧・印刷できるだけでなく、距離・面積の正確な計測も可能です。
図面やPDF等の機密箇所を「マスキング」して隠した上で、PDFやCSFファイルに変換して保存することも可能です。マスキングされた箇所のデータは基本的に削除されるため、漏洩の心配はありません。特にCSFファイルに変換すれば、ファイル自体が暗号化されることに加え、Bravaシリーズでしか表示できないため、より安全にファイルを社外に配布することができます。
特長4: マルチブラウザ対応、iPadからの表示も可能
変換された表示専用データは、Webブラウザで表示します。Internet Explorer、Google Chrome、Firefox、Safari(iPad)に対応しており、ユーザーのブラウザ環境に依存せずに手軽に利用できます。Brava Enterpriseが連携するシステムで、ブラウザやデバイスを判断し、最適なビューアを表示します。
また、iPad表示にも対応しているため、外出先・出張先などではPCを持たずに、また、専用のアプリケーションがなくても必要なファイルにアクセス可能です。
表示したファイルの印刷やテキストコピーを禁止したり、オリジナルファイルのダウンロードを禁止するなど、ファイルに対する操作を設定でき、ファイルセキュリティにも配慮しています。
特長5: 注記・コメントなどのアノテーション(書き込み)機能
アノテーション(マークアップ)機能により、コメントや変更指示などを書き込むことができます。雲形やテキストボックス、取消線などの豊富なアノテーションツールで、自由に書き込めます。更に、付箋型の「チェンジマーク」によりコメントを貼り付ければ、チェンジマークの一覧表示画面により、もれなくコメント内容を確認したり印刷したりすることができます。
アノテーション情報は、元ファイルとは別のXML形式のファイルとしてサーバー上に保存されます。元ファイル自体や表示専用データには変更を加えず、アノテーション情報は別途保管されます。そのため、同一ファイルに対して複数のユーザが同時にコメントを書き込んだり、複数のユーザが書き込んだアノテーションを重ねて表示したりすることが可能です。その際、それぞれのアノテーションオブジェクトが、誰にいつ書き込まれたのかを確認することが可能です。
特長6: 修正前後のファイルを比較できる差分比較表示
ファイルの比較表示機能を使うと、2つのファイルを重ねて表示し、差異部分にのみ色を付けて表示できます。修正前後の2ファイルの修正箇所を視覚的に確認することが可能です。組み込み先の文書管理システムのバージョン管理機能や、ワークフロー機能と組み合わせれば、修正箇所のレビューが大幅に効率化できます。
システム構成
Brava Enterpriseには、各種ファイルの変換、格納、配布、アノテーションの管理などに必要なモジュールが、すべて含まれています。開発者は、一連の情報の流れを特に意識することなく、HTMLベースのパラメーターを指定するだけで、Webブラウザ内のBravaビューアに各種ファイルの表示を行うことができます。
組み込み実績
Brava Enterpriseは、下記の文書管理システム・ECM製品との連携版が製品化されています。
- Brava for SharePoint(Microsoft SharePointと連携)
- Brava for GlobalDoc5(パナソニック ソリューションテクノロジー GlobalDoc5と連携)
- SpaceFinder(ダイキン工業 SpaceFinder と連携)
- ArcSuite Engineering(富士ゼロックス ArcSuite Engineering と連携)
Brava Enterpriseは、下記の用途で活用されています。
- 部品の仕入先や工場と、設計図面や技術文書を安全に共有(大切なCAD図面も流用を防いで安全に共有)
- アウトソーシング先とのコラボレーション(社外とも安全に情報共有)
- 入札時の仕様書の共有(閲覧期限を設定すれば、入札後に流用される恐れなし)
- 共同作成している規定集・マニュアルなどの共同レビュー、稟議
- 契約書や提案書など、顧客情報が含まれる文書の共有(顧客情報はマスキングして共有すれば、マジックで塗りつぶしてFAXで送信する必要なし)
ライセンス価格
Brava Enterpriseには、対応ファイル形式や機能に応じた様々なライセンス形態を用意しております。詳細については、こちらよりお問合せください。
動作環境
Brava Enterpriseの動作環境は、下記のページをご覧ください。
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