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HOME>サポート>インストール・アンインストール>Brava Desktop 16 EP7 Update 3ネットワークライセンス 導入ガイド

Brava Desktop 16 EP7 Update 3 導入ガイド
<シート固定ライセンス/同時使用ライセンス>

Brava Desktop 16 EP7 Update 3(ネットワークライセンス)を新規導入する際の作業手順をご説明します。
シート固定ライセンスと同時使用ライセンスの導入手順は共通です。また、購入したライセンス数(シート数)による導入方法の違いはありません。

ネットワークライセンスを購入した場合、Brava Desktop 16 EP7 Update 3を使用するPC(クライアント端末)とは別に、ライセンス管理用サーバーを1台たてる必要があります。
本サーバーに対してはライセンス管理ソフトとして「Brava Desktop License Manager 16.6.1.6」(以下、ライセンスマネージャ)をインストールします。(動作環境)
「Step 1 ライセンスファイルの取得」では、サーバー情報を登録する形でライセンスファイルを取得します。取得したライセンスファイルは、「Step 2 ライセンスマネージャのインストール」および「Step 3 Brava Desktopのインストール」で使用します。


Step 1: Brava Desktop 16 EP7 Update 3 ライセンスファイルを取得する

Brava Desktop 16 EP7 Update 3のライセンスファイルを入手するには、メールまたはヘルプセンターにてライセンス発行依頼にお申し込みください。 ご連絡いただきますサーバー情報を登録したライセンスファイルを用意でき次第、サポート窓口からメールにて送付いたします。
宛先bdt-support@oceanbridge.jp
件名Brava Desktop 16 EP7 Update 3 ネットワークライセンス 新規発行依頼
本文 お客様の連絡先情報(会社名、所属部署名、お名前、電話番号など)をご明記ください。
また、発行対象ライセンスに関する以下の情報もご明記ください。
・購入ライセンスのPIN Number(例:IGC450001、IGC461234)
・ライセンスマネージャインストール先マシンのコンピュータ名またはIPv4アドレス
・ライセンスマネージャインストール先のOS情報
・購入ライセンスの登録会社名(※連絡先の会社名と異なる場合)
ネットワークライセンス 新規発行依頼フォーム(ヘルプセンター)
注意事項:
  • Brava Desktopはプログラム起動時やファイル読み込み時、上記手続きで登録したコンピュータ名またはIPアドレスに接続し、ライセンス情報をチェックする仕組みです。 ライセンスマネージャに接続できないクライアントPC上では、Brava Desktopを使用できません。
  • 本手続きは、ご依頼を受けてから2~3営業日いただいております。インストール作業開始前の早い段階で申請処理を行うことをお勧めします。

Step 2: ライセンスマネージャをインストールする

本手順では、ライセンスマネージャのインストール、ライセンスマネージャ用サービスのインストール、購入したライセンス情報のインポート処理を順番に実行します。

事前準備 ※必ず以下の点について事前に確認してください

  • Windowsの「UAC」(ユーザーアカウント制御)は無効にします。詳しい設定手順は、Microsoft社のサポートページなどをご参照ください。
  • ファイアウォールを有効にしている場合は、TCP8400番ポートおよびTCP8208番ポートへの接続を許可する設定を登録してください。
    ※Windows Server サーバーマネージャーのツール一覧「セキュリティが強化されたWindowsファイアウォール」から設定を実施してください。
    ※TCP8400番ポートはクライアントPCとの通信、TCP8208番ポートはライセンスマネージャ管理画面への接続に必要です。
  • セキュリティソフトが稼働している場合は一時的に無効化します。
  • 管理者権限を持つユーザーアカウントを一つ用意します。
    定期的にパスワード変更を必要とするユーザーを使用する場合、サービスのログオンアカウントについても合わせてパスワード更新が必要になるので、ご注意ください。
    本製品のインストールからサービスのインストール、ライセンス情報の登録処理などは全て同じユーザーを使用して実行してください。

ライセンスマネージャのインストール

1ライセンスマネージャのインストールプログラムを下記リンクからダウンロードします。(動作環境)

Brava Desktop License Manager 16 EP7(16.6.1.6)(ダウンロードページに遷移します)

2ダウンロードした「BDLicenseManager_16-6-1-6.exe」を実行し、インストールウィザードを起動します。

3[Welcome to InstallShield...]画面が表示されたら、[Next]をクリックします。

3[OpenText End User License Agreement]画面が表示されたら、[Next]をクリックします。

4[Install Brava! Desktop License Manager...]画面が表示されたら、プログラムインストール先を選択します。
初期設定のままインストール続行する場合は、[Next]をクリックします。
変更する場合は、[Change...]ボタンをクリックして、任意のインストール先を選択します。(非推奨)

5[Click Install to begin the installtion]画面が表示されたら、[Install]ボタンをクリックします。

6ライセンスマネージャのインストール処理が開始されます。

7プログラムのインストール処理が完了すると、[Install Shield Wizard Completed]画面が表示されます。
[Finish]ボタンをクリックして、インストールウィザードを閉じます。

以上でライセンスマネージャのインストール作業は完了です。
ダウンロードした「BDLicenseManager.exe」は削除して構いません。

ライセンスマネージャ用に関する初期設定

1ライセンスマネージャ用の設定ファイルに対して初期設定を行います
Brava DesktopをインストールしたクライアントPCとの通信に使すサーバーのIPアドレスを設定ファイル「LMService.ini」に対して明示的に指定します

  1. エクスプローラーを起動し、ライセンスマネージャインストールフォルダを参照する
    例[C:\ProgramFiles(x86)\OpenText\Brava Desktop License Manager](64bitOSの場合)
  2. [Brava Desktop License Manager]フォルダ直下の「LMService.ini」をテキストエディタで開く
  3. 末尾の行にパラメータ「AdministrationHostName」を追記し、クライアントPCとの通信に使用するIPv4アドレスを設定値として入力する
    【記述形式】
      AdministrationHostName=[IPv4 Address]
    【記述例】クライアントPCとの通信に使うIPアドレスが[192.168.1.111]の場合
      [Options]
    AdministrationPortNumber=8208
    AdministrationHostName=192.168.1.111

2ライセンスマネージャを起動します
以下のいずれかの操作により、ライセンスマネージャの管理画面を表示します

  • Windowsの[スタート]メニューで [OpenText]-[Brava! Desktop License Manager]を右クリックし、「管理者として実行」をクリックする
  • デスクトップ上に作成されているショートカットファイル「Brava! Desktop License Manager」を右クリックし、「管理者として実行」をクリックする

3ライセンスマネージャのサービスをインストールします
管理画面のメニューで [Tools]-[Service]-[Install Service]を選択すると、ライセンス管理プログラム専用のWindowsサービスをインストールします。

  • ライセンスマネージャ用のサービスがインストールされた後は、ライセンスマネージャの起動時に、自動的にこのサービスに接続されます。
    ライセンスマネージャのインターフェースからは、サービスの接続/切断、開始/終了や、インストール/アンインストールを実行することができます。
  • 注意: 本サービスが使用するポートを変更するには、管理画面メニューの[Tools]-[Disconnect from Service]を選択してサービスへの接続を切断してから、[Tools]-[Communications Setup]を選択します。
    [Communications Setup]ウィンドウにて、新しいポート番号を入力します。その際、他のプログラムで使用されているポート番号は入力しないでください。

トラブルシューティング:サービスインストールに失敗する場合
「ユーザーアカウント制御(UAC)」を有効にしたまま管理コンソールを起動すると、サービスのインストールに失敗します。その場合、エラーメッセージ(下画面)が表示されます。
本画面が表示される場合はUACを無効するか、または管理コンソールを下記手順にしたがって起動してから、あらためてサービスのインストールを行います。
  1. 管理画面をいったん閉じる
  2. スタートメニューまたはデスクトップの「Brava! Desktop License Manager」を右クリックし、「管理者として実行」をクリックする
  3. 「ユーザーアカウント制御」の確認画面が表示されたら「はい」ボタンをクリックする

4ライセンスマネージャ用サービスの「スタートアップの種類」を変更します
マシン起動時にライセンスマネージャ用サービスを開始するタイミングを設定します。

  1. 「コントロールパネル」-「管理ツール」-「サービス」をクリックし、管理コンソールを表示する
  2. サービス名「Brava Desktop License Manager」のプロパティを表示し、「全般」タブを表示する
  3. 「スタートアップの種類」の選択肢を「自動」から「自動(遅延開始)」に変更する
  4. OKボタンをクリックしてプロパティを閉じる

ライセンス情報のインポート処理

1購入したネットワークライセンスのライセンス情報をライセンスマネージャに登録します
管理画面メニューの [Tools]-[License Setup]を選択すると[License Setup]ウィンドウが表示されます。
本設定画面でライセンス情報の登録処理を行います。 登録手順には、下記の2通りの方法をご用意しています。通常は一つ目の方法を選択してください。

2ライセンス情報の登録結果を確認します

ライセンス情報の登録処理が成功すると、登録済みライセンスの一覧が管理画面上に表示されます。
各ライセンスが使用するポートに重複が検出された場合や、非ネットワークライセンスが登録されるなどの問題が発生した際には、画面上にその説明が表示されます。

Step 3 Brava Desktop 16 EP7 Update 3をインストールする

本手順では、クライアントPCに対するBrava Desktop 16 EP7 Update 3の導入方法をご説明します。本作業はインストール台数分必要となります。

事前準備

  • 管理者権限を持つユーザーアカウントをクライアントマシンごとに用意します。
  • ファイアウォールを有効にしている場合は、TCP8400番ポートへの接続を許可する設定を登録してください。
  • セキュリティソフトが稼働している場合は一時的に無効化します。

Brava Desktop 16 EP7 Update 3のインストール

1Brava Desktop 16 EP7 Update 3 のインストールプログラムをダウンロードします。

Brava Desktop 16 EP7 Update 3インストールパッケージ(ダウンロードページに遷移します)

Brava Desktopのインストール台数が少なく1台ごとにインストール作業を行える環境の場合は、上記インストールプログラムをご利用ください。インストール台数が多い場合は「参考情報:インストール台数が多い場合」をご参照ください。

2Brava Desktop 16 EP7 Update 3をインストールします。
本インストールパッケージを使用する場合のインストール手順は、「Brava Desktop インストール手順」をご参照ください。

参考情報:インストール台数が多い場合

多様なインストール状況に対応できるようにMSI形式のインストールプログラムもご用意しています。
MSIファイルからBrava Desktop 16 EP7 Update 3インストールを実行する方法を選択される場合、日本語パッチも同時適用する必要があります。下記のインストールパッケージをご利用いただきますと、Brava Desktop 16 EP7 Update 3のサイレントインストールおよび日本語パッチの適用を一括実行できます。

Brava Desktop 16 EP7 Update 3 MSI用インストールパッケージ(ダウンロードページに遷移します)

本インストールパッケージの使用方法をご説明します。
(本手順では、Windows 10標準の解凍機能「すべて展開」を使用してCドライブ直下に解凍しています)
  1. ZIPファイルを解凍し、任意フォルダに配置します
    (例) Cドライブ直下でZIPファイルを解凍した場合[C:\BDT16EP7Update3MSIInstall]
  2. 解凍先の[BDTSilentInstall]フォルダに本ページのStep1で入手したIGCKey.licを配置します
    (例)[C:\BDT16EP7Update3MSIInstall\BDTSilentInstall\IGCKey.lic]
  3. [BDTSilentInstall]フォルダ直下の「BravaDesktop16EP7Update3Install.bat」を管理者権限で実行します
    (例)[C:\BDT16EP7Update3MSIInstall\BDTSilentInstall\BravaDesktop16EP7Update3Install.bat]
  4. スタートメニューやデスクトップに「Brava! Desktop」アイコンが作成されたらインストールは完了です

本インストールパッケージを使用する場合の注意点をご説明します。

  • 旧バージョンのBrava Desktopがインストール済みの場合は先にアンインストールしてください
  • 本インストールパッケージに含まれるファイルやフォルダの名称は変更しないでください
    ※ファイル名やフォルダ名を変更する場合は、「BravaDesktop16EP7Update3Install.bat」も修正する必要があります
  • 「BravaDesktop16EP7Update3Install.bat」の33行目にBrava Desktop 16 EP7 Update3 サイレントインストール用のコマンドが記述されています
    本バッチファイルの保存先フォルダにIGCKey.licを保存すると、記述修正なしでインストール処理を開始できます
    もしIGCKey.licを別フォルダに保存する場合は、「LICENSEPATH」オプションのパス情報も修正します
    (例) 「IGCKey.lic」を別の作業フォルダに配置する場合
      msiexec /qn /i "%WDIR%BravaDesktop16EP7Update3.msi" LICENSEPATH="C:\TEMP\IGCKey.lic"
    (例) 「IGCKey.lic」を共有フォルダに配置する場合
      msiexec /qn /i "%WDIR%BravaDesktop16EP7Update3.msi" LICENSEPATH="\\FSv\Share\Tmp\IGCKey.lic"
  • Windows 7 32ビット版OSのみ、LICENSEPATHオプションではインストールできません
    本環境にインストールする場合、LICENSEPATHオプションの代わりにLICENSEDIRオプションを使用します
    下記例を参考にしてmsiexecコマンドの記述を修正してください。
    (例) 「BravaDesktop16EP7Update3Install.bat」と同階層に「IGCKey.lic」を保存した場合
      msiexec /qn /i "%WDIR%BravaDesktop16EP7Update3.msi" LICENSEDIR="%WDIR%"
    (例) 「BravaDesktop16EP7Update3Install.bat」と同のフォルダに「IGCKey.lic」を保存した場合
      msiexec /qn /i "%WDIR%BravaDesktop16EP7Update3JP.msi" LICENSEDIR="C:\Temp"
  • サイレントインストールを行う場合、以下の再頒布パッケージも必要です
    MSIファイル実行前に、各パッケージをクライアントPCに対してインストールしてください
    ※「Visual Studio 2013 Visual C++ 再頒布可能パッケージ」については「vcredist_x86.exe」(6.2MB)をダウンロードし、使用してください
    Microsoft Visual C++ 2010 SP1 再頒布可能パッケージ (10.0.30319)
    Microsoft Visual C++ 2013 再頒布可能パッケージ (12.0.30501)
  • Windows 7やWindows 8.1、Windows Vistaの場合、Windowsのセキュリティ機能「UAC(ユーザーアカウント制御)」が有効だとインストール処理を失敗することがあります
    インストールエラーが起きる場合やインストール後に起動失敗する場合は、UACを一時的に無効にしてからインストール処理をあらためてお試しください
  • ※各種コマンドや自動配布方法に関する技術サポートは行っておりません。予めご了承ください。


トラブルシューティング:セットアップ完了したのにBrava Desktopを使用できない場合

サーバー上に複数のネットワークアダプターが存在する場合、サーバー上で以下の点を確認してください。

  1. コマンドプロンプトを起動する
  2. 下記コマンドを実行する
    netstat -ano | find "8400"
  3. 実行結果(赤枠内)を確認する。
    *クライアントPCとの通信に使用するIPアドレスとTCP8400番ポートが表示されるか確認します。
  4. もしBrava DesktopをインストールしたPCとの通信に使用しないネットワークアダプターに設定したIPアドレスが表示された場合は、サポート窓口にお問い合わせください。

参考情報:Brava! Desktop を一時的に使用できなくなった場合について

運用開始後、複数台のPCでBrava! Desktopを使用できなくなった場合はライセンスマネージャ用サービスの再起動をお試しください。 ライセンスマネージャ用サービスの再起動手順は、以下の通りです。

  1. 「コントロールパネル」-「管理ツール」-「サービス」をクリックし、管理コンソールを表示する
  2. サービス名「Brava Desktop License Manager」を右クリックしショートカットメニューの「再起動」をクリックする
  3. サービスの再起動処理が完了するのを待って管理画面を閉じる